藤原学校長の挨拶に続き、各担当者から平成29年度入試より始まる中学の新しいコースの紹介などについて説明を受けました。「教室から世界へ、創造的な未来を拓く」という新しいコンセプトのもと、新たに中学では創造グローバルコースと・創造サイエンスコースの2コース制が始まります。

新コース設定の理由・グローバル化の進展や男女共同参画時代を迎えるなど社会構造のめまぐるしい変化に加え、生徒の多様化が一層進んでいく中、生徒一人ひとりの進路希望に柔軟に対応できることをねらいとして、約10年に亘る3コース制の下での教育成果を踏まえ、中高大一貫の完成を目指した新たなコースを再編することとしました。

創造グローバルコース・入学時から高校1年生まで共通の教育課程で学び、高校2年生より、自然科学系と人文社会科学系に分かれます。自然科学系は、創造サイエンスコースと共通の教育課程で学習し、自然科学分野の探求を通して創造的な未来の科学技術系人材を育てます。文社会科学系は、英検準1級程度の卓越した語学力とIT知識・活用力を生かして科学、経済、文化等多方面で社会に貢献できる創造的未来のグローバル人材を育成します。

創造サイエンスコース・入学時から高校卒業時までの6年間を通じて、より理数に重点を置いた教育課程で学びます。一貫教育の中で自然科学を深く学び、観察、実験、フィールドワークなどを通して、調査研究の結果をまとめ、発表する力を身につけます。論理的な思考力、判断力、表現力などいわゆる21世紀型学力の基礎の上に、理系英語によって英語力も十分備えた創造的な未来の科学技術系人材を育てます。

今回のコースの特徴としては高校1年時までコースの変更が可能・高校1年時まで創造グローバルに在籍していて、高校2年時から創造サイエンスコースを選択することも可能です。入学時のコースに固定されずに将来の進路を考えることができます。

高等学校においては、平成29年度も平成28年度と同様のインテリジェンス・スーパーイングリッシュ・スーパーサイエンスの3コースで募集します。中高大一貫教育の中で武庫川女子大学・武庫川短期大学部へ現在85%の生徒が進学しています。内部進学推薦制度に変更点があり、一定の学力を有する生徒は、国公立および、別に学校が指定した他の私立大学の学部・学科との併願が可能となります。

平成28年度中学入試結果としてはA方式の合格最低点はSSコース326(500点満点)SEコース246(400点満点)Iコース125(300点満点)でした。平成28年度高等学校合格最低点は、SSコース280(400点満点)SE268(400点満点)Iコース152(300点満点)でした。ただ合否判定は内申点・面接など総合的に判定されます。また中学・高等学校入試とも英検などにより加点されます。平成29年度中学入試の変更点としては考査日が4回から3回に減ります。

http://www.mukogawa-u.ac.jp/~JHS

さらに詳しい内容は、甲陽ゼミナールにて説明いたしますので、連絡の上お気軽にお越しください。