岩井校長先生に続き各担当者から、①共学化に伴う新しい教育への取り組みについて②コース制教育の進捗と高大連携の強化について③今年度の中学入試の分析④来年度の中学入試の詳細についての説明を受けました。
共学化に伴う新しい教育への取り組みについては平成29年度中学入学生より定員270名(男子180名・女子90名)を募集します。中学1・2年時は各クラス男子30名・女子15名で構成します。中学3年時以降は各コース、各クラスの男女比は固定しません。男女が互いに競い、高めあう教育を実践します。また本年度よりSSHに加えSGH指定校に認定されました。共学化の具体的内容として、規律ある学校生活を通して自ら律して行動する力を育みます。服装や行動についても厳しく指導します。通学時、校内各施設での安心・安全を確保します。また、その教育実現のために数年をかけて校舎を大きく変えます。
コース制教育の進捗と高大連携の強化については、特色ある教育として、言語活動を主眼にした中学教育・ICTを活用した協働学習・Deep Active Learningの実践・探究型学習の実践があります。コース制としては中学1・2年では全員がGSコースで中学内容の完全理解と学びのスタイルの確立を図ります。また英語においては週8時間のうち3時間をマンツーマンでの英会話を実施します。英検受験においては平成27年度文部科学大臣賞を受賞しています。中学3年からGL/GS/GAのコースに分かれ「突き抜けた生徒」の育成を目指します。GLコースは英語教育を核とし、思考力・表現力・コミュニケーション能力を高めます。GSコースはSSH事業を核とし、大阪医科大学・大阪薬科大学を中心に大学や研究機関と連携し、探究心と創造性を備えた国際感覚豊かな理系人材を育成します。GAコースはSGH事業を核とし「グローバルヘルス」に関する課題研究を実践し、広い視野と柔軟な発想力で挑戦・行動できる人材を育成します。高大連携としては、大阪医科大学・大阪薬科大学との法人合併によって、より強固な連携による高大接続教育が実現します。
今年度の中学入試の分析としては、2016年前期2,1倍・中期1,8倍・後期3,2倍でした。前期入試においては受験者が39名増えて合格最低点は257点(400点満点)で、追加合格者は14名でした。中期入試においては、受験者が51名減り、合格最低点は192点(320満点)で、追加合格者は49名でした。後期入試においては、受験者が15名増え、合格最低点は205点(320点満点)で、追加合格者は7名でした。
平成29(2017)年度入試については、A日程とB日程のみとし、A日程では男子約90名・女子約45名募集し、B日程では男子約85名・女子約40名募集します。算数・国語の試験時間を60分に長くします。また帰国生対象に約10名募集します。今年度の大学合格者は、東京大2名・京都大18名・大阪大20名・神戸大19名でした。
今後としては、女子受験生の方の学校説明会を10月15日午前・第1回入試説明会を10月15日午後・第2回入試説明会を11月12日に予定しています。
さらに詳しい内容は、甲陽ゼミナールにて説明いたしますので、連絡の上お気軽にお越しください。